どこが転売対策?シーズン席を利用した取得代行

意見は色々あるかと思いますが、個人的にはナシと思う。

一部SNSで、シーズンオーナー権利を利用したチケット取得を代行するサービスをされている方がいます。
一切の金銭やりとりがないため転売には当りませんが、「転売ヤー」を撲滅するためという大義がまったくわかりません

シーズンシートオーナーは早く購入できる

企業さんが多いせいか、シーズンシートオーナーは元々持っているチケット以外に追加購入をFC有料会員より前に行える特典を持っています。

そして、今年は例年以上に早く確実に購入しやすくなりました。

実施しているサービスとは

代わりにチケットを取得を代行します(開始日がオーナーサイトの発売日)。
取得した後は引換え用の番号をTwitter上で送付します(金銭のやりとりなし)

というだけのもの

転売に当らないのか

定価での譲渡なので、転売に当らないと考えています(たぶん、実施されている方も同じ意見かと)

転売対策になるのか

これが、まったく理解できないところです。

転売屋が成立する ということはある座席において、チケットの需要>供給 となって初めて成立します。

一部のチケットがオーナーサイトで購入できる代行サービスを始めたとして、その人だけは購入できますが、需要が減ったわけでも供給が増えたわけでもありません。逆に一般向け発売日に購入すべき人が 事前に購入してしまったことにより、一般向けの枠が少しだけ減ります。

つまるところ、単に横入りに近い状態 と言うと表現が悪いので、ファストパス と言った所でしょうか

転売屋さんにはオススメしたいサービス

転売屋はシーズン席へ

代行サービスが成立しているのであれば、確実にチケット取得できているという事です。

つまり、球団もロクに調べていない証明にもなります(現状取り扱い数が少ないから調べるほどでもないとも言えますが)。
転売屋自身がオーナーサイトで購入したものを転売するのは容易ということではないでしょうか

もっと安心安全確実な転売方法は

転売屋がシーズンシートを買うのはリスクがあります。
ナゴヤドームは平日がガラガラになることが多いので、年間シートのランニングコストは負担になるでしょう。

また、住所氏名等を球団に控えられてしまうので、球団側も対策が取りやすいということです(FCすら入れなくなると、入手手段がほぼ無くなる)

そこで一番は転売屋オススメの方法は、上記のサービスをしている人から必要なときに必要な枚数だけ購入することです。

Twitterアカウントだけあれば良いのであれば何人でも作れますし、個人情報のやりとりはありません。

さらに、転売サイトを球団が調べて特定されたとしても、チケットの購入者名は自分達ではありません。

つまり、時給0でチケットを入手してくれる 買い子 が生まれたわけです

つまり

転売屋撲滅として称したサービスは、
単にオーナー特典を一般の人(本来権利を持たない人)に開放させ、
最悪な場合、転売屋に新たな手段を与えているだけでしかないのではないか ということが言いたいわけです。

すくなくとも、転売屋でないかどうかを確認してから受け付ける必要があるのでは と思います。